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④ネットで下宿さがし,は落とし穴が...

学校は4月7日からとのことだったので,それまでに下宿(ハスク)探しとプレイスメントテストを受けなくてはならない.そのため,2週間前に行くとなると,ビザは90日有効のD4だから,学校終わったらすぐ帰らなくてはならない.それもなんだかもったいない気がする.そこで,ビザを有効に使うために,まず下宿探しを始めることにする.といっても,日本にいながらなので,ソウルに住む友人たちに,どこかいい下宿があったら教えて,と情報提供を依頼.それと同時に,ネットで下宿探しを始める.結局,「ソウルウインド」というサイトの「留学情報掲示板」に下宿情報がよく載っていることが判明,精力的に見ることにする.

しばらくして,一見良さそうな下宿情報が載っていたので,友達に頼んでその下宿を見にいってもらい,写真などを撮ってきてもらう.さらに,その情報を載せた「e」さんと連絡を取る.この時点では,すいぶんぶっきらぼうなメールを書く人だな,とかすかに違和感を感じる程度で,ま,こんなものかと思っていた.しかし,具体的に連絡をいろいろと取っている過程で,かすかな違和感が,具体的な違和感に変わってきた.

というのも,彼女は最後まで自分の本名を名乗ろうとしなかったし,下宿のアジュンマの名前を知らなかった.さらに言えば,不要な家財道具と電話を売る,という段階で,こんなもの(たとえば洗濯物を入れるカゴとか)にも値段つけるの? というぐらい,非常に高値をふっかけてきたのだ.わたしとしては,適正価格が大目に見積もっても12000円ぐらい,と思っていたのに,彼女は24000円と言ってきた.

それで,本当に様子がおかしい人だと思い,ソウルで生活している友人たちに,適正価格はいくらか尋ねてみたところ,やはりわたしの感覚のほうが適正だったようだ.そのほかにも,いろんな不審点が分かった(ここでは書けません)ので,翌日電話で「下宿も買い取りもキャンセルします」と伝える.

こっちが日本に住んでいると思って,ずいぶん甘くみたもんだな,と思う.きっと,お土産代でも稼ごうと思ってたんだろう.それと,ネットで下宿探しして分かったのだけど,「ソウルの日本人留学生社会はせまい」.どこかで,人間関係がつながっている可能性があるので,お付き合いには要注意.ちなみに,「e」さんとも,ちゃんと「友達の知り合い」ぐらいでつながってましたよ(しかも複数ルート).


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